☆作品紹介☆
めずらしく仕事を早く終えた大工は、家へ帰って一杯やろうと道を急ぐ。すると雨が降り出した。やがて、雨は嵐に・・・・ゴロゴロピシャーン、バリバリドーン。大きな楠の木の下敷きになった大工は、気がつくと自分の名前もわからない。大工の耳に「記憶を取り戻すには黄金の実を食べるしかない」と、和尚様の声が響く。
どこにあるのか、どんなものかもわからない『黄金の実』を探して、西へ西へと旅に出る。
☆創造団体紹介☆
田中つとむさんは劇団風の子在団時代に園児として幼稚園に通った一人。
一人芝居を創ることになったとき、幼い我が子を寝かしつけながら話して聞かせた即興話を舞台化することにした。それが『黄金の実』である。単純なストーリーの中に、生きる上での大切なもの、人生のおもしろさ、笑いなどのメッセージを込めている。
Comments